”アパレルデザイン”という学科をでたものの、古着の仕事に携わることになり、
ヴィンテージの洋服達を見れば見るほど、そのデザインの凄さに
わたしが今更新しくつくることなんてない・・・と意欲を失っていたことがありました。
そんな時、フランスの田舎で1800年代の素朴なリネンの作業着に出会いました。
100年以上経て洗ってもびくともしない、でもごわついたように見えたその服は、
袖を通すと不思議としっくりなじみ、なんともいえない愛着がわいてくるのです。
つくりたいのは、こんな服だ・・・試行錯誤を繰り返し、やっと見つけたリネンは
ヨーロッパの軍隊用につくられたデットストックのものでした。
左は”レ・ミゼラブル”のイメージです。首周りと落とした肩に
ギャザーがギューと入っています。
右は薄手のリネンとレースですが、当時のお針子さんになった
つもりでつくりました。

ブルターニュの”海の男服”からイメージしたものです。
動きやすいよう前と後ろにタックをとってあります。

丈や生地がお選びいただけるものがほとんどです。
少しお時間いただきますが、一枚一枚心を込めておつくりします・・・